柔らかな記憶ー鈴木伊美 ガラス作品展

◻️2019年6月27日(木)〜7月15日(月)

「数年前の寒い冬の日、近くのカフェのギャラリーでした。二階の素朴な空間に、一見してはガラスとはわからない質感の、まあるい造形物がたくさん並べられていて、その横にちょこっと座る伊美(いみ)さん。

恐竜の卵?人のお腹のふくらみ?
丸い丸い作品は、吹きガラスで形作った壺の縁をわざとギザギザに残して、表面をヤスリで削った、と。両手で持ち上げると、重さが赤ん坊を思い起こさせ、愛おしさがこみ上げたことを覚えています。
「ワサビ・エリシ」と伊美さんの作品との出会いは、そこから始まりました。
時間を追うことに、伊美さんも作品も、ともに美しく変化して、時や場所に柔軟に、そしてちょっぴり力強くなりました。

今回「atolye B」で二度目の展示会。出会った時のあのまあるい作品を作ってください、と、わがままなお願いをしました。楽しみです。」(店主 赤松千里)


作家在廊日 : 金曜日、土曜日、日曜日と最終日