Marking time - by Lindsey Gradolph リンジーの針と糸の世界 2020特別編

2020年1月20日(月)〜2月2日(日)

Marking time - by Lindsey Gradolph リンジーの針と糸の世界


日本で、ボロや刺し子の世界に出会ってから初めて、針仕事に目覚めた、アメリカ出身の刺し子作家Lindsey Gradolph(リンジー)。独自の世界観で、世界中にファンを増やしています。

昨年の大好評だったアクセサリー展に続き、今回はシャツなどヴィンテージの素材にチクチク。リンジーのチクチクを身につける。

作家紹介:リンジーは、東京在住の英語教師、刺繍作家。刺繍は、独学。日本の「もったいない精神」に触発されて、古布や古いデニム生地など、古いものだけを素材に使い、「ゴミ」から生まれた、毎日の生活に彩りをそえる美しいものづくりを目指しています。


作家コメント:
「私ができる一番美しいことって、何だろう?」
座って仕事にとりかかる時、いつも自分自身に問いかける言葉です。

美しくて、色が綺麗で、でも、未来の世界にゴミを増やすことがないものを作ることを、私は目指しています。そんなものは、アートじゃないのかもしれないけれど。

日本の「刺し子」や、補修されながら大切に長い間使われてきたものから、影響を受けています。

古い素材を使って手刺繍することで、素材と、それが過去に持っていた命を尊び、今と昔の命が響きあいます。

シンプルで、時間を超えた針と糸という道具を使って布を作り出す時、遠い昔と私が繋がっているように感じることがあります。そして、気持ちを込めて、手をかけることは、あり来たりのものだったものに、時間を超えて新しい命が吹きこむ作業だ、とも思っています。

私の作品は、途方もなく時間がかかりますが、美しく、ゆっくりとした中にとても人間味があります。加速していく世界の中で、あえてゆっくりであることを選ぶという生き方がある、という一つの提案の方法でもあります。

私が世界に生み出した作品が、その色と形で、みなさんの毎日を輝かせることができるよう、そして、皆さんもまた、ご自分に「私ができる一番美しいことって、何だろう?」と問いかけるきっかけになるように願っています。

◼️ リンジーとちくちく。ワークショップ

刺し子のブローチを作ります。ブローチにしたいハギレを持ってきてください。
あなただけのチクチク ブローチになります。
日本語と英語で教えます。

□1月23日(木)と27日(月)どちらも13:00から15:00
参加費:4500円(材料費込、茶菓付、税別)
定員:10名
お申し込みは、こちらから